さて、VRTK。しばらくVR自体から遠ざかっていたので久しぶりになってしまいましたが、実は当ブログの主要コンテンツだったりします。
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以前こちらの記事で VRTK 3.0 のセットアップ方法を紹介していたのですが、現在のバージョン(VRTK 3.2.1)ではやり方が変わっているようなので、あらためて方法を紹介します。

使用環境

以下の環境で試したものです。

セットアップ方法の紹介動画(VRTK公式)

公式動画で説明されているとおりなんですけどね。
以下の動画の 5:34 あたりから、まっさら状態からのセットアップ方法の説明があります。



セットアップの手順メモ

上の動画で紹介されている手順をテキストに落としてみたものです。不明箇所があれば動画を見ながら確認してみてください。
  1. シーン上にMain Cameraがあれば、無効化または削除しておく
    (このあと追加する [CameraRig] に含まれるカメラ・AudioListener と重複してしまうため)
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  2. Unityのプロジェクトに VRTKSteamVR plugin をインポートする。どちらも Asset Store からでOK
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  3.  Hierarchy ビューに空のゲームオブジェクトを作る。名前を VRTK_SDK とする(名前は任意)
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  4.  VRTK_SDK ゲームオブジェクトの下に空のゲームオブジェクトを作る。名前を SteamVR_SDKとする(名前は任意)
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  5. SteamVR_SDK ゲームオブジェクトに、プロジェクトビューの Assets/SteamVR/Prefabs の中にある [CameraRig][SteamVR] プレハブをぶら下げる
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  6. SteamVR_SDK ゲームオブジェクトに VRTK_SDK Setup コンポーネントをアタッチする(インスペクターで Add Component から検索)
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  7. VRTK_SDK_Setup コンポーネントのインスペクターの SDK_Selection > Quick Select で SteamVR を選択する(Object References の中身が自動的にセットされる)
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  8. VRTK_SDK ゲームオブジェクトに VRTK_SDK Manager コンポーネントをアタッチする
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  9. VRTK_SDK Manager コンポーネントのインスペクターの Setups で  ボタンを押して欄を追加する。追加した欄に Hierarchy ビューから SteamVR_SDK ゲームオブジェクトをドラッグする
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  10. VRTK_SDK ゲームオブジェクトにぶら下げるようにして、空のゲームオブジェクトを2つ作る。名前を Left Controller Right Controller とする(ゲームオブジェクトの配置場所と名前は任意)
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  11. VRTK_SDK ゲームオブジェクトにアタッチされている VRTK_SDK Manager コンポーネントのインスペクターの Script Aliases の欄に、Left Controller ゲームオブジェクトと Right Controller ゲームオブジェクトをドラッグしてセットする。
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ここからはコントローラーに基本の Pointer を付ける手順。不要ならスキップ可。
  1. Left Controller(または Right Controller)ゲームオブジェクトに、VRTK_PointerVRTK_StraightPointerRendererVRTK_ControllerEvents スクリプトをアタッチする
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  2. VRTK_Pointer コンポーネントのインスペクターで、PointerRenderer に同じゲームオブジェクトにアタッチしてある VRTK_StraightPointerRenderer コンポーネントをドラッグしてセットする
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  3. Unityエディターを再生して動作確認する。コントローラーのタッチパッドを押している間、コントローラーの先端から前方に向かってポインターが表示される

こんな感じで、無事セットアップできました。ポインターも動いていますね。

VRTK 3.2.1 セットアップのポイント

さてここで、VRTK 3.2.1 セットアップのポイントをいくつか。
  • VRTK 3.2.1 は SteamVR plugin 1.2.2 対応ということだが、SteamVR plugin の最新版 1.2.3 でも問題なく動きそう(少しだけしか動かしていないけど)。SteamVR plugin 1.2.2 を使いたい場合は GitHub からダウンロードできる(こちら
  • Unity2018.1.0b13 では、VRTKの1つのスクリプトでエラーが発生した( VRTK_MaterialColorSwapHighlighter の146行目)。該当箇所をコメントアウトするなどすれば使えそうだが忘れないよう注意
  • 過去のVRTKのバージョンでは(3.0.0とか)、例えば VRTK_InteractGrab スクリプトをアタッチすると、それに関連する必要なスクリプトが一緒に(自動的に)追加された気がするが、Ver 3.2.1 では自分で必要な関連スクリプトを手作業でひとつずつアタッチしてやる必要がありそう。インスペクターの空欄をチェックして適宜追加してやればいいので、それほど迷うことはなさそうだけど

まとめ

今回は VRTK 3.2.1 でのセットアップ方法を紹介しました。

当ブログでは VRTKの各種スクリプト・コンポーネントや Exampleシーンについての解説を多数掲載していますので、ぜひ参考にしてくださいね!(必死感)

VRTK解説まとめページこちら

VRTK 3.0.0 までにまとめた記事が多いので、バージョン違いによってスクリプト名や設定項目等に違いがあるものもあります。
修正依頼や不明点など、気軽にコメントいただけるとうれしいです。要望がありそうなところから更新しますので。
よろしくお願いいたします (´▽`)


今回は以上です。
(この記事の使用環境: Unity2018.4.1f1、Windows10、SteamVR Plugin 1.2.3、VRTK3.2.1、HTC Vive)
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