(この記事の使用環境: Unity5.5.0f3 Personal、Windows10、SteamVR Plugin 1.2.0、VRTK3.0.1)


今回はVR用アセット「VRTK」に収められている Example 008_Controller_UsingAGrabbedObject の解説です。VR空間内でオブジェクトを「掴んで」、「使う」デモです。

■公式サイトの解説

VRTK公式サイトでこのExampleの解説文及び解説動画を見ることができます。ただし、動画に関してはVRTK旧バージョンのときに作られたものであり、VRTK3.0(以降)とは設定は異なっていることに留意してください。動きを中心に見てもらえれば良いかと思います。

このExampleの解説動画


■VRTKのセットアップ方法および使用されているスクリプトの解説

適宜、以下の記事を参照願います。

■Exampleの解説

VRTK/Examples 内にある当該番号のシーンを呼び出すことで、デモを動かしてみることができます。
 
コントローラーの Grip ボタンで掴むことができる、また、Trigger ボタンで使うことができる、複数のインタラクタブルオブジェクトが配置されています。
Gun は持って、銃弾を発射することができ、またWhirlygig(ヘンテコな箱)は持って、トップの部品を回転させることができます。7個一列に並んでいるWhirlygigはそれぞれ設定値が変えられており、振る舞いの違いを確認することができます。
SnapCrab_NoName_2017-1-26_23-42-46_No-00

以下、シーンに配置されているオブジェクトについての概要説明です。
  • Gun : VRTK_InteractableObject を継承した Gun スクリプトがアタッチされている。 Gripボタンで掴むことができ、また、Triggerボタンで使う=銃弾を発射することができる。
    SnapCrab_NoName_2017-1-26_23-49-36_No-00
    SnapCrab_NoName_2017-1-26_23-49-42_No-00

  • Whirlygig : VRTK_InteractableObject を継承した Whirlygig スクリプトがアタッチされている。 Gripボタンで掴むことができ、また、Triggerボタンで使う=トップにある赤色の部品を回転させることができる。
    SnapCrab_NoName_2017-1-26_23-49-36_No-001
    SnapCrab_NoName_2017-1-27_0-1-50_No-00

  • Whirlygig (1) ~ (7) : テーブル上に7個一列に並んでいるWhirlygig。それぞれ設定値が変えられており、振る舞いの違いを確認することができる。それらの設定値の解説は別の記事で行う予定です。

今回は以上です。