(この記事の使用環境: Unity5.5.0f3 Personal、Windows10、SteamVR Plugin 1.2.0、VRTK3.0.1)


今回はVR用アセット「VRTK」に収められているスクリプト「VRTK_SimplePointer」の概要を説明します。VR空間でポインタービームを発します。

■ VRTK_SimplePointer は VRTK_BasePointer を継承しています。
 
SnapCrab_NoName_2017-1-30_21-13-57_No-00

■公式サイトの解説

まずは公式サイトによる解説。これで用が足りる方は以下を読む必要はありません。
VRTK_SimplePointer · VRTK - Virtual Reality Toolkit

以下、公式サイトの解説をざっくりと直訳または意訳したもの+若干の補足です。誤り等があれば指摘してもらえると大変ありがたいです。また、イベントおよびメソッドについての解説は省略していますので、それらは公式サイトを参照願います。


■概要

  • VRTK_SimplePointer スクリプトは、それがアタッチされたオブジェクトの端から、レーザービームのように色の付いたビームを放出する。
  • それはシーン内のオブジェクトを指し示すのに便利であり、指しているオブジェクトと、ビームが放出されているコントローラからのオブジェクトの距離を定めることもできる。
  • レーザービームはデフォルトではリンクされたコントローラーのタッチパッドを押すことにより作動する。そのイベントは AliasPointer イベントをリッスンするので、VRTK_ControllerEvents スクリプトの PointerToggleButton パラメータを変更することにより、ポインターをトグル(On / Off)するボタンを変更することができる。

■インスペクタのパラメータ

  • Pointer Thickness: ポインタービームの厚さ(太さ)
  • Pointer Length: ポインタービームが止まるまでの長さ
  • Show Pointer Tip: ポインタービーム終端のカーソルを表示するか否か
  • Custom Pointer Cursor: ここで指定したゲームオブジェクトをデフォルトのSphereの代わりにポインターカーソルとして適用することができる
  • Pointer Cursor Match Target Normal: ターゲット面(ターゲットとヒットしなかった場合はポインターの方向)の法線とマッチするようにポインタカーソルを回転させる
  • Pointer Cursor Rescaled Along Distance: このゲームオブジェクトからの距離に比例して、ポインタカーソルをスケール変更する(視線ポインタとして使用するときに便利)
  • また、上記のほかに、VRTK_DestinationMarker および VRTK_BasePointer から継承したパラメータを持ち、ポインターのカラー(ヒットしたとき・しなかったとき)やマテリアルなどの設定ができます。(下図参照)
    SnapCrab_NoName_2017-1-31_9-27-5_No-00

■関連するExamples

関連するExamplesについての解説記事です。

■VRTKのセットアップ方法および関連スクリプトの解説

VRTKのセットアップ方法および関連するスクリプトについての解説記事です。

今回は以上です。