(この記事の使用環境: Unity5.5.0f3 Personal、Windows10、SteamVR Plugin 1.2.0、VRTK3.0.1)
今回はVR用アセット「VRTK」に収められている Example 002_Controller_Events の解説です。Unityエディター画面のコンソールにコントローラーからのイベントを表示するシンプルなデモです。
■公式サイトの解説
VRTK公式サイトでこのExampleの解説文及び解説動画を見ることができます。ただし、動画に関してはVRTK旧バージョンのときに作られたものであり、VRTK3.0(以降)とは設定は異なっていることに留意してください。動きを中心に見てもらえれば良いかと思います。
このExampleの解説動画
■VRTKのセットアップ方法および使用されているスクリプトの解説
適宜、以下の記事を参照願います。- VRTKのセットアップ方法
[VR] VRTK3.0のセットアップ方法 [Unity][HTC Vive][VRTK3.0]
- スクリプト「VRTK_ControllerEvents」の解説
[VRTK解説] 「VRTK_ControllerEvents」の概要(VR空間でコントローラーを扱う) [Unity][VRTK3.0][Vive]
■Exampleの解説
VRTK/Examples 内にある当該番号のシーンを呼び出すことで、デモを動かしてみることができます。
実行するとVR空間上に左右のコントローラーを表示でき、ボタンを押せばVR空間のコントローラーモデルでも同じようにボタンが押されます。また、公式の解説動画を見れば分かるとおり、どのボタンを押したことやタッチパッドに触れている座標などの情報がコンソールに表示され、VRTK_ControllerEvents のインスペクタ上では各種変数の変化を見ることができます。
以下、シーンに配置されているオブジェクトについての概要説明です。(※VRTK3.0.x 以降はそれ以前のバージョンとは設定が異なります。以下はVRTK3.0.1環境での設定です)
以下、シーンに配置されているオブジェクトについての概要説明です。(※VRTK3.0.x 以降はそれ以前のバージョンとは設定が異なります。以下はVRTK3.0.1環境での設定です)
- [VRTK] : VRTK を扱うための基本となる VRTK_SDKManager スクリプトをアタッチするゲームオブジェクト。インスペクタの Scipt Alias Left Controller および Script Alias Right Contoller にセットされた場所に、左コントローラー用・右コントローラー用のVRTKスクリプトをアタッチします。この Example では [VRTK] オブジェクトの下にある「LightController」・「RightController」が指定されています。
- LeftController、RightController : コントローラー用のVRTKスクリプトがアタッチされています。まず、VRTK_ControllerEvents スクリプトにより、コントローラー操作により発されたイベントを取り扱うことができるようになります。そして、VRTK_ControllerEvents_ListenerExample スクリプトでそのイベントをリッスンし、コンソールに表示させています。
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